2026.01.23 09:19

知られていない良い商品は存在しない、PRの盲点

通販の現場でよく聞く言葉があります。「商品には自信がある」「中身は競合より良い」それでも売上が伸び悩むケースは、決して珍しくありません。このとき多くの企業は、広告費や訴求表現、クリエイティブ改善に目を向けます。もちろんそれらは重要です。しかし、もう一段深く見てみると、別の“盲点”が見えてきます。それが、広報・PRの不在です。通販においてPRというと、「売上に直結しない」「余裕がある会社の取り組み」という印象を持たれがちです。しかし実際には、PRは売上以前の土台、つまり「信頼」と「文脈」をつくる役割を担っています。今回は通販PR設計の盲点についてをお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。

どれだけ良い商品であっても、「どんな会社が」「なぜそれをつくり」「どんな思想や姿勢で届けているのか」が伝わっていなければ、顧客は安心して選ぶことができません。知られていない良い商品は、残念ながら市場には“存在していない”のと同じ状態です。

特に近年は、広告を見た瞬間に購入する顧客は減り、「この会社、どんなところだろう?」「信頼できそうか?」と一度立ち止まって調べる行動が当たり前になっています。そのときに、企業としてのストーリーや姿勢が何も出てこなければ、比較検討の土俵にすら上がれません。ここで重要なのが、PRは商品を売るための活動ではなく、企業を理解してもらうための設計だという視点です。

広告が「今すぐ買う理由」をつくるものだとすれば、PRは「この会社なら選んでもいい」という前提条件を整えるもの。両者は役割がまったく異なります。にもかかわらず、多くの通販企業では、「PRの目的が曖昧」「発信内容が場当たり的」「担当者すら決まっていない」といった状態のまま、後回しにされています。その結果、広告効率が落ちても“なぜ効かなくなったのか”が見えづらくなります。

PR設計とは、派手なメディア露出を狙うことではありません。自社は何者で、どんな価値を提供し、どんな顧客と長く付き合いたいのか。それを一貫した言葉とストーリーで、継続的に伝えていくことです。通販の成長が鈍化したとき、「商品」や「広告」を疑う前に、そもそも自社は、きちんと“知られる努力”をしてきたのか。この問いに向き合うことが、次の成長への入り口になるのかもしれません。売れないのは、悪い商品だからではない。知られていないだけかもしれない。その可能性を、いま一度見直すタイミングが来ています。自社の運用状況はいかがでしょうか。まずは一度チェックしてみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。

ダイレクト・ラボでは通販全体の再構築支援、既存通販のCRMリフレーミング、リブランディング、コンサルティング、商品開発、ECの立ち上げ、SNS運用、通販広告・販促の企画~デザイン制作など幅広く行っております。初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

福岡の通販広告・販促・通販コンサルティング専門の広告代理店                         株式会社ダイレクト・ラボ  

ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典

https://www.directlabo.net

 

関連記事

ネット通販で販売後の再購入促進の仕掛け
2023.07.27 15:53
ネットからの集客は今や通販企業の新規顧客獲得の主流になりつつあります。ですが獲得した後の再購入促進や定期継続促進に関してネット集客の場合は手…
回復する越境ECへの期待と今後
2023.01.17 13:32
入国規制の緩和で徐々に回復を始めた国内の様々なマーケット。海外からの旅行者も増えており、今後の景気回復に期待が集まっています。円安が追い風に…
円安による通販ビジネスへの影響と対策
2022.11.22 17:14
現在、世界的な経済成長の不透明感が影響し、急速に円安が進んでいますが、通販にもその影響が出始めています。原材料の価格高騰による仕入費用の増加…
売れるブランドに共通するストック型の広告思考
2025.08.03 08:26
かつてはCPAやROASを見て、広告の良し悪しを判断できたかもしれません。ですが今は違います。顧客獲得単価は上昇傾向、情報も飽和しています。…


ダイレクト・ラボでは通販会社様のCRM設計、広告企画、ブランディング
コンサルティングのサポートを行なっております。
お気軽にお問い合わせください。

pagetop