2024.07.29 12:12

通販でF2転換を促すための大切な視点

通販でF2転換を促すための販促はとくにこだわらなければなりません。ここが上手くいけば、長期に渡って顧客と信頼関係を構築することができ、その後のビジネスが大きく成長していきます。ですが、この転換促進のための販促を、どのような視点で取り組めばいいかの基本フレームがおざなりになっているケースもよく見られます。今回は通販でF2転換を促すための大切な視点についてをお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。

通販ではキャンペーンや初回オファーと連動した広告の大きな煽り文句による、ドーパミン的な刺激を促す販促がよく行われますが、これは効用が限界にすぐに達してしまいます。例えばこのような販促をF2~F3へ転換するCRMで同じように繰り返しても、その効果はすぐに薄れるため、転換は困難な結果になることが多いです。

そこで必要になってくる販促のアプローチは『人間の幸福度に関係するセロトニン系を満たす販促』や『オキシトシン系を満たす使用ブランドからの愛情・つながりを表現した販促』の2つです。

この2つは心理学的に顧客の満足度・幸福度を上げるため、繰り返し行うことでも効用は限界に達さず、蓄積し、持続させることが可能です。

例えばセロトニン系を満たす販促であれば・・・

・商品愛用者のリアルな声(健康増進した)

・商品の上手な活用の仕方、効果が出ない時のレクチャー

・商品に対してのQ&A

・健康の専門家、研究開発した人間からのエビデンス提供

・使用者の満足度アンケート結果表示

など

例えばオキシトシン系を満たす販促であれば・・・

・スタッフからのお客様へのメッセージ

・幹部からのお礼、挨拶、決意表明

・購入後のフォロー体制

・購入後の会員メリットリマインド

・安心・安全に気をつかっているということの伝達

・どういう風にお客様の幸福を願っているのかの伝達

・生産者からの言葉

・成分へのこだわり紹介

・自信をもって他社品と違うと言える点の紹介

・研究開発の姿勢

のようなコンテンツです。

基本的に上記のような項目を、とくに初期の段階でオフライン、オンラインメディアで掲出し、醸成していくことは、F2~F3転換を行いたい、定期システムを持つ通販では大変重要で、上記コンテンツが同梱媒体やWEBで啓蒙ができているかどうか、できていればその質・実行内容の精査は必須です。販促の中身は何か、それをどのタイミングで掲出するか、それらは全て意味があり、意図した仕掛けがあるものです。自社の運用状況はいかがでしょうか。まずは一度チェックしてみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。

ダイレクト・ラボでは通販全体の再構築支援、既存通販のCRMリフレーミング、リブランディング、コンサルティング、商品開発、ECの立ち上げ、SNSの運用、通販広告・販促の企画~デザイン制作など幅広く行っております。初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

福岡の通販広告・販促・通販コンサルティング専門の広告代理店                         株式会社ダイレクト・ラボ  

ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典

https://www.directlabo.net



 

関連記事

利益率を底上げするポートフォリオと経営判断
2025.12.06 07:49
多品目展開、トレンドのスピード化が前提となった今の通販市場では、ひとつの商品の成功だけでは事業は中々安定しづらいもの。広告単価の高騰、物流コ…
急成長市場のD2C(Direct to Consumer)ビジネス
2021.07.30 21:34
ここ数年通販の世界でも話題のD2C(Direct to Consumer)。生産者となる製造メーカーや個人事業主が製品の企画から製造、販売ま…
コンセプトブックは通販企業の「顔」そのもの
2024.04.30 09:01
通販企業の販売する商品の良さを知るにはどうすれば良いか。それはその商品の全てが集約されているコンセプトブックを見ることです。紙の販促物が縮小…
通販業界におけるイノベーション人材
2024.11.21 15:16
変化の激しい時代の中でも通販業界は、広告や販促、コールセンターや物流、商品開発等、とくに技術進歩が著しい仕事をいくつも抱える業界です。競争も…


ダイレクト・ラボでは通販会社様のCRM設計、広告企画、ブランディング
コンサルティングのサポートを行なっております。
お気軽にお問い合わせください。

pagetop