2025.10.01 09:04

小さな通販会社で強いブランドをつくる条件

通販市場が成熟するにつれ、広告だけで成果を出すのはますます難しくなっています。価格訴求や一時的なキャンペーンで集客できても、長く愛される事業にはつながりにくい。そう感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。そんな中で注目すべきは「ブランディング」です。大企業の専売特許のように思われがちですが、実は小さな通販会社こそ、ブランドを武器にできる余地が大きいのです。今回は小さな通販会社でもできる強いブランドをつくる条件についてをお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。

まず一つ目の条件は、「お客様の課題に根ざしたブランドの約束を明確にすること」。商品スペックや値段だけでなく、「このブランドは私の生活をどう変えてくれるのか」というメッセージを一言で語れるかどうかがポイントです。小規模だからこそ経営者自身の言葉で発信でき、顧客にダイレクトに響かせることができます。たとえば、ある地方発の健康食品メーカーは「毎朝スッキリを届ける」というシンプルな約束を掲げ、広告コピーから商品パッケージまで統一した結果、顧客の支持を広げています。

二つ目は、「購入体験そのものをブランド化すること」。注文から配送、パッケージの開封まで、お客様が触れるすべての接点はブランドを体感する瞬間です。梱包ひとつ取っても「心を込めて届けたい」という姿勢が伝われば、単なる商品以上の価値を提供できます。実際に小規模コスメブランドでは、手書き風メッセージカードを同封するだけで、SNS投稿が急増し口コミ効果につながった事例があります。

三つ目は、「ファンを巻き込み、共に育てるブランド運営」。SNSやレビューを通じてお客様の声を積極的に取り入れることで、ブランドは一方通行ではなく双方向の関係になります。「一緒にブランドをつくっている」という参加感は、リピートにも自然とつながります。地方の食品通販会社では、顧客から届いたアレンジレシピを公式ページで紹介し、ユーザー発信のコンテンツをブランド資産に変えています。

通販のブランディングは、必ずしも巨額の投資を必要としません。むしろ小さな規模だからこそ、経営者の思いや現場の工夫がダイレクトに顧客へ伝わりやすいのです。広告効率が頭打ちになっている今こそ、「強いブランド」を育てるタイミングがきています。目の前のお客様に約束を示し、体験を整え、共に歩む。まずはこの3つを押さ、規模の大小を超えてブランドは確実に育てていきましょう。

自社のブランディングの状況はいかがでしょうか。まずは一度チェックしてみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。

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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

福岡の通販広告・販促・通販コンサルティング専門の広告代理店                         株式会社ダイレクト・ラボ  

ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典

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