2024.06.24 17:13

通販販促における正しい対象顧客の設定方法

通販マーケティングの実行で最も重要とされる項目が「どのような人を顧客に設定するか」です。これがしっかりと行われていることが、通販広告・販促を行う上での最低限の条件になります。そんな中でターゲットやペルソナという言葉が出てきますが、これらの運用について正しい理解はできていますでしょうか。今回はそんな通販販促における対象顧客の設定ついてをお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。

上記で記載したように、まず通販マーケティングでは、よくターゲット、ペルソナという2つのキーワードが出てきます。同じように捉えらていますが、この2つは定義が異なります。

ターゲットは性別や年齢層、居住エリア、消費動向などから、訴求すべき「実際存在することを想定した集団」を設定することです。対してペルソナは展開する商品やサービスを利用してくれるであろう1人のユーザー像の詳細を作り込むことです。これらは必ず2つで1つのセットで、そのどちらかだけではマーケティングの遂行は上手くいきません。

通販会社の販促活動において、ターゲットの設定は行われているものの、ペルソナに関しては作り込まれていないというケースをよく見かけます。このような場合におこるのが、アウトプットされたクリエイティブが抽象的で大ざっぱな表現になり、顧客の共感が得られないものになっている確率が高いということです。

ユーザー像に「どういう悩みがあるのか」、「どういう人間関係があるのか」、「どういう時間帯に商品を利用するのか」、「どうい風に暮らしを充実させたいのか」、これらのような具体的な項目に仮説を設定せずにターゲットに対して販促活動を展開することは、顧客を知らずに、強引に営業をかけているセールスマンのような状態です。そもそもユーザー像がなければ、それに響くビジュアルやコピーの作り込みが困難になります。

まずはターゲットとペルソナの定義が違うと言うことを理解し、この2つは必ずセットで用意するように心がけてください。そう意識して取り組むだけでも必ず販促は良い方向へ向かいます。

ダイレクト・ラボでは通販全体の再構築支援、既存通販のCRMリフレーミング、リブランディング、コンサルティング、商品開発、ECの立ち上げ、SNSの運用、通販広告・販促の企画~デザイン制作など幅広く行っております。初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

福岡の通販広告・販促・通販コンサルティング専門の広告代理店                         株式会社ダイレクト・ラボ  

ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典

https://www.directlabo.net

関連記事

売上アップに直結する休眠顧客データ活用のススメ
2025.04.26 08:48
通販ビジネスを続けていると、「最近リピート率が落ちてきたな」「新規獲得コストが上がってきて、利益が出にくい」そんな悩みに直面することはありま…
競争激しい通販市場で選ばれるために
2022.12.20 06:33
通販で新規顧客を獲得するコストは20年前と比較し、約4~5倍になったとも言われています。これは競合他社の増加もありますが、広告媒体の多様化や…
増加するサブスクリプションビジネスと今後
2021.09.15 10:05
現在、通販業界でも注目されている「サブスク(サブスクリプション)」。「会費」「予約購読」「定期購読」という意味で、所有するのではなく、必要な…
急成長市場のD2C(Direct to Consumer)ビジネス
2021.07.30 21:34
ここ数年通販の世界でも話題のD2C(Direct to Consumer)。生産者となる製造メーカーや個人事業主が製品の企画から製造、販売ま…


ダイレクト・ラボでは通販会社様のCRM設計、広告企画、ブランディング
コンサルティングのサポートを行なっております。
お気軽にお問い合わせください。

pagetop