2025.10.06 11:55

企画ではデータで見えない感情ニーズも重要

通販の現場では、数字が全てを語るように感じがちです。CVR、LTV、離脱率など、これらの指標は確かに重要です。しかし、データだけでは見えてこない「なぜその商品が選ばれたのか」という顧客の感情があります。購買を動かすのは「論理」ではなく、「共感」「安心」「憧れ」といった心の動きです。その感情ニーズをどう掘り起こすかが、次のヒット商品のカギになります。今回はデータで見えない感情ニーズを掘り起こすことの重要性についてをお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。

多くの通販企業が見落としがちなのは、顧客が商品を買う前に「自分の中でどんなストーリーを描いているか」という点です。たとえば健康食品なら「若々しくいたい」、化粧品なら「鏡を見るのが楽しみになりたい」。こうした理屈ではない目的をつかむには、アンケートよりもレビューやクチコミ、顧客対応時の会話記録など、生の声に触れることが重要です。中でも、購入理由よりも「使ってみてどう感じたか」の表現には、商品開発ヒントが隠れています。

たとえば、あるスキンケアブランドでは「乾燥小じわが気になる」という顕在ニーズを軸に開発を進めていました。しかし、レビューを丁寧に読み込むと、「朝のメイクがきれいにのる」「肌がやわらかくなって気持ちが前向きになった」といった声が多く見られた。そこで、保湿力を訴求するよりも「朝の自分を好きになれるスキンケア」という新しいコンセプトに再定義したところ、リピート率が大幅に向上したと言います。数字では測れない気持ちの変化を捉えた結果、ブランド体験そのものが変わることに。

さらに一歩踏み込むなら、「言語化しづらい違和感」をチームで共有する文化をつくることです。データ分析担当と商品開発、カスタマーサポートが同じテーブルで顧客の声を読み解くと、数字だけでは見えない心の温度が浮かび上がります。たとえば、「効果があった」という表現の裏にある「期待していた自分に近づけた安心感」など、感情の機微を構造的に捉える習慣が生まれます。

数字と感情の掛け合わせが重要です。データを分析するだけでなく、データの背景を読み取る。通販のコンセプトづくりにおいて、その一歩がブランドの成長スピードを決定づけます。自社の運用状況はいかがでしょうか。まずは一度チェックしてみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。

ダイレクト・ラボでは通販全体の再構築支援、既存通販のCRMリフレーミング、リブランディング、コンサルティング、商品開発、ECの立ち上げ、SNS運用、通販広告・販促の企画~デザイン制作など幅広く行っております。初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

福岡の通販広告・販促・通販コンサルティング専門の広告代理店                         株式会社ダイレクト・ラボ  

ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典

https://www.directlabo.net

 

関連記事

円安に伴う通販企業のコスト調整
2022.08.03 15:30
通販企業においても円安に伴うコストの調整が非常に厳しい時代になってきています。原材料、発送資材、印刷物など多くのコストがアップしてきているた…
広告内容への国の改善指導強化について
2022.04.13 11:07
通販業界で注目を集めているのが機能性表示食品の広告表現への国からの改善指導。ここ1年の内に100社以上の広告へ景品表示法、健康増進法に基づき…
通販マーケティングで見るべきKGIとKPI
2024.06.25 13:53
通販ビジネスを進行していく上でなくてはならないのが明確な目標設定です。その設定を行う中で必ず出てくるのがKGIとKPIの2つです。これら2つ…
通販販促におけるプランニング力の重要性
2024.05.31 12:38
通販は現在、様々なジャンルの市場の中でも最大の成長市場とされていますが、その市場の中で確固たるポジションを獲得し、長くビジネスを行っていくの…


ダイレクト・ラボでは通販会社様のCRM設計、広告企画、ブランディング
コンサルティングのサポートを行なっております。
お気軽にお問い合わせください。

pagetop